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日本に帰ってきた

ドイツに住んでまる一年、で、もう里帰りさせてもらうなんて、甘やかされててすいません。
昨日、日本に帰ってきました。

ここ数ヶ月、更新できてなかったのは、自宅でインターネットが使えなくなったことと、ものすごく忙しかったことです。
日本に帰る前夜、わけあって友人の家を訪ね、彼と一年を振り返っていたのだが、
「結局、ゆいはいつも急いでて、パニックだったよね」
と言われた。まったくそのとおり。
つぎの一年は、もっとゆったりかまえたい。年相応に(27歳)、落ち着いた雰囲気をかもしつつ、ガッツリこなしたい(勉強ね)。

でもそれはあくまで目標。一年間、明らかにバタバタとあわただしく過ぎ去ったのだけれど、それはドイツにいようがいまいが、いつだってそんなものだ。
環境が変わっても、私の要領の悪さは同じなのだ。
だけど、海外にいる分、よかったと思うこともある。要領が悪いと、タスクが増える(というか、ムダが多いんですね)。その分の経験値は、割りにかけがえのないものだったりするんです。

フィンランド航空で、ヘルシンキ経由。
ヘルシンキで7時間待つ。
そのあと、9時間、日本まで。
関空で5時間待つ。
最後にやっと高知空港。

え、全部で何時間ですか。21時間?
でもそれほどつらくなかった。なぜなら、本を読んでいたからです。

ヘルシンキ航空は、なんと預けられる荷物は23キロまで。
無理!
というわけで、空港で持って帰ろうと思っていた本をトランクから出し、手荷物にせざるを得なかった。
でもずっと持ち続けるほどのものでもないので、ヘルシンキ空港の待ち時間の間すごい勢いで読む。そして、捨てる。
そして関空に着くと、真っ先に書店へ。
丸善が入っているのだけど、切ないくらい面白くなかった。一年ぶりの書店なのに、これ・・・?
と絶望していたのだが、運良く(?)「もやしもん」6巻を発見して読みふける。感動しました。
余った時間は、また本を読んだり、(大阪の)子供を観察したり。

今日は、車がなくて、一日中家にいたのだけれど、お風呂の掃除したり、父のパソコンのメンテナンスをしたり、ジョギングをしたり、夕食を作ったり、猫とまったりしたりして過ごした。
久しぶりの休みの日という感じだった。

明日は髪を切りにいきます。

そして、みんなと会うのが楽しみ。


黒瀬ゆい * - * 23:16 * comments(0) * -

おでかけなど

あまりに忙しすぎて、ブログを更新したりチェックしたりという行為から遠のいていました。日本逃避というか。
ニュースを見たり、友達のブログや日記を見たりするのさえお休みしておりました。

でも今日は久しぶりに、あまり予定のない週末。
朝シャワーを浴びてから、たっぷりのコーヒーを沸かして朝食を食べ、たくさんのヒヨコ豆をゆでてフムスを作る。
で、デジカメの写真を整理して、i tune もちょっと整理する。授業のノートも少し整理。
で、ブログを更新しています。

ここ2ヶ月でなんだかいろいろあったのですが、例えば動物園に行ったり。
















最近ニュルンベルクの動物園で、シロクマの赤ちゃんフロッケが生まれて、たくさんのお客さんが詰めかけているという状況。
基本的にフロッケは室内でごろごろしてて、決まった時間に、お客さんのために外に出てくることになってます。
でも気温が高くて、シロクマには暑いし、フロッケは全くヤル気なしだったので、飼育係さんが肉の塊を持って外に連れ出し、フロッケは外にいる間、ひたすら肉をむさぼっていました。
暑いからかわいそうだなあと思いました。

写真はマーモット。普通に園内をウロウロしてて、通りかかるお客さんに食べ物をねだっていた。
友達がしゃがみこむと、彼女のヒザの上に前足を載せるというずうずうしさ! 動物園という環境に適応していました。
友達が後になって、なんかヒザがかゆいと言っていたのが印象的でした。

動物園は広くて、お散歩にはすごくいい。
偶然、絵描きの友達に会って、こんど一緒に来て絵を描こうと約束しました。

また別の日は、オイリュトミー服を作るために友人宅を訪ねました。(私はミシンを持ってないから)
オイリュトミー服は絹じゃないといけません。私が購入したのはこの色。


布代だけでも高いので、縫い子さんに頼むヨユウなどあるわけもなく、もちろん自分で縫いました。
そしてまだ全部完成していません。
全部できたら、写真アップします!












また別の日には、Neuburg an der Donau へ。(写真ないけど) 
二人でバイエルンチケットを買って、朝9時半くらいに出発。レギオナルバーンで、ニュルンベルクからだいたい2時間半。
ドナウ川沿いにある小さくてきれいな町です。
ピアニストの友達が、この日4時からのコンクールでゲストとして呼ばれていて、最後、審査員が審査している間に演奏する予定になっていたのです。
しかし夕方4時までかなりの時間があったので、私たちはドナウ川沿いを散歩し、町を散歩し、ちいさな城を見学し。。。それでもまだ時間があったのでカフェでぼーっとしていると、そのピアニストの友達から電話が。
いろいろあって、まだニュルンベルクにいるという。
もう二時半なのに!
結局、先生の車できたので何とか間に合ったので良かった。

・・・音楽家っていうのはかなり過酷な状況の中を切り抜けて、その一度きりの舞台で演奏しているのだ。
それは音楽家だけでなく、オイリュトミストも同じなのだけれど。
舞台での芸術家は、ものすごい強固な精神力を持っているひとばかりです。

こないだは植物学の授業をかねて、ハイキングへ。





















ニュルンベルクから車でだいたい45分。
Hartmanshofという小さな村へ。一日中あるいて、植物について、農業についてなどの話を聞く。楽しかったけれど、ただ、ものすごく 難しかった。。。ドイツ語。
森が死んでいくことや、畜産のための穀物栽培についての話など、本当のことも学校でちゃんと教える。

植物と農業の授業は来週もあるので、頑張らないといけない。すべての授業がそうだけれど、まだまだドイツ語が難しいです。
分からない単語が減ったとしても、全体としてぼんやりとしか意味がわからなかったり。
とてももったいないと思うのだけれど、とにかくきっと、皆が苦労していることだし、私もしっかり勉強するしかない。

まだまだ書く事あるけれど、今日はこのへんで。
黒瀬ゆい * - * 19:55 * comments(2) * -

東京賢治の学校




















今日は、ニュルンベルクのルドルフ・シュタイナーハウスで、東京賢治の学校の生徒(7年生〜11年生)による能と音楽の公演がありました!!

2週間前、スイスのドルナッハにあるゲーテアヌムで、世界ヴァルドルフ学校会議みたいなのがあったらしく、その会議に彼らは招待され、公演したあと、その後もツアーをしていたようです。
賢治の学校の先生方は、4年前、私が所属しているゼミナールで勉強していたそう。

私は、オイリュトミーの師匠に頼まれたし、私も楽しみにしていたこともあって、できる限り友達を誘いました。
この公演のポスターをゼミナールの教室に持って行ってみんなに伝え、近くなったらもう一度、クラスの全員のメールを送りました。
ゼミナールのみんなは、ヴァルドルフ学校の先生になるために勉強してるひとばかり。
きっと日本のヴァルドルフ学校にも興味があるだろうし、子供たちが一生懸命練習したんだし...

と思いきや。

クラスメートで今日来た人は、なんとゼロ!
復活祭の長い休暇中で、実家に帰ってるひとも多いんだろうけど。

う〜ん、前から薄々思ってたんだけど、みんな、
「オフタイム(あるいは週末)にまでシュタイナーっていう名前聞きたくないわ」
みたいな感じだ。
ルドルフ・シュタイナーハウス(アントロポゾフィー・ゲマインシャフト。要は組合支部みたいなとこ)にも、講演やらオイリュトミーやらを見に、私が一番よく行ってるし、知り合いも多くなったし、なんだか、私が一番地元の人みたいだ。
とにかく今日の公演に、クラスの誰も来なかったのは残念。
だって、本当に素晴らしかったのだ。

メインは、能「鶴亀」と、「屋島」。
その後、岩手県の神楽、七ツ舞。
最高でした。途中で、子供たちがやってるってことを忘れたぐらい素晴らしかった。
神楽などの、本当の土着のリズムにはすごく心動かされる。
確かに、普通の学校でも、日本の伝統音楽だとか、踊りなど、勉強しないでもないけど、ただ一度見るだけだったり聞くだけだったり。「これがそれやで〜」程度。
でもヴァルドルフ学校の子供たちは、長い間練習して、海外で公演できるまでになっている。日本人の私が見ても、充分、素晴らしいと思うほどになっている。
日本人であることで持てる情緒を、子供時代に体ごと自分のものにできる。これは大切なことだ。

最後に、ふるさとという歌を子供たちが合唱したとき、泣きそうになりました。

本当に幸せな子供たちだなあと思いました。こんな子供たちが一人でもこの世の中に増えればいい。
この子供たちは大きくなって、きっとそれぞれの形で人を幸せにできると思うから。

私も、できるだけ手助けしたいと思った。

そして、日本が懐かしくなりました。
帰ったら、きっと能を見に行こう。お祭りにも行こう。
黒瀬ゆい * - * 05:34 * comments(4) * -

私は仏教者

私はいろいろな宗教についてずっと興味を持ってきました。

一時期、仏教美術には高校生のときから捕らわれてたし、
もちろんキリスト教美術は絶対にはずせないし、
経済を勉強し始めてからも、けっして宗教は切り離せない。
ドイツで教育を勉強していても、いつでも宗教と人間の関係について考えざるをえません。

なにより、私は、宗教を持つ人にも持たない人にも、どちらにも敬意を払いたいと思い続けてきました。

だから専門的に研究するほどではないけれど、学び続けることが、私の姿勢なのです。

ずっと私がこころ動かされるのは、仏陀であり、空海であり、アンベードカルであり、ダライ・ラマです。
キリストであり、聖フランチェスコであり、ガンジーであり、ムハンマド・ユヌスです。

私は、神を深く信じている人、あるいは仏陀の教えを学ぶ人は宗教がなんであれ尊敬したいと思う。

でも、いまチベット自治区で起こっている問題について、私は今までにない気持ちになっています。
この問題を知ったとき
「毎日、仏教に学び修行している僧たちが、行動に出た」
という重要性について、深く考えなければならないと思いました。

だけど、なにが私に出来るのでしょう。
今までは、正しい認識を目指し続けること、いつも自省することを心がけてきました。
けれど、それだけではあまりにも無力だと思う。
そして、こんな思いを抱いたのは初めてです。
黒瀬ゆい * - * 08:49 * comments(2) * -

工作レポート

今週から、学校はお休みなのですが、先週の造形の授業のときに写真をとったので、レポートです。

週に一回、私たちは造形の授業をします。

ヴァルドルフ学校では、粘土を使った工作の授業は欠かせません。
子供たちが作る作品と同じものを、私たちも作りながらこれがどのように作用するのか、先生の話を聞きます。

いま私たちが作っているのは、人間の頭部。
ヴァルドルフ学校では、10年生での課題。
私の作品はこれ。















先週までの作業で、こうなってました。アジア人女性の顔。
自分で言うのもなんですが、きれいな女の人ができちゃいました。
ちょっと馬面だけど。これから、目を作って(この段階で、目が出来てるように見えるけど、まだです。これから、眼球を膨らませてから瞼を作らないといけない。)唇や、鼻を左右対称に形作ります。

さて、ここまでの経過は・・・
まず首から。



指二本分くらいの厚さで、だんだん高くしていきます。












目の辺りまで出来た。







そして、上から片手を入れ、もう一方の手で外側を押さえ、内側から唇、鼻などを隆起させて形作っていきます。



バランスや、頭蓋骨の形を良く考えなければ、なかなかうまくいかない。でも面白いのは、骨格を良く考慮し、周りの人をじっと観察したり、自分の顔を触ってみたりしながら、顔を作っていくと、どんどん、自分以外の誰かの顔が浮かび上がってくる。

他の人の作品も、まだ途中だけど撮影させてもらいました。



これは私の隣で作ってた友達の。
「ゆい、ちょっとこっち向いて」
と、彼女はよく言って、頻繁に私の顔を観察してたんだけど、そのわりには、全然、私に似てないです。
どう見てもおじさんの顔だ。









これはすごい良く出来てる!

Werklehrerin (技術・美術の先生)になる友達の作品です。









これも、Werklehrerin になる人の作品。
彼女は芸大卒業で、アーティストなので、さすがのできばえ。
彼女の夫は、ナイジェリア人で、この作品も美しい黒人の顔です。
感動しました。しかも、40分くらいでここまで作ってた。早い!


この時間、私も撮影しながらも、作業を進めて、こうなりました。



あれ、まだやっぱり馬面。
でも、なぜだか若い男の子の顔に変わった。結構男前です。ちょっと写真うつりは悪いけど。



人間の顔って少しのことで、まったく別人になる。
これをやってると、顔って不思議だなあってつくづく思います。
みんな同じように作っているはずなのに、同じ顔が一つとしてない。しかも、人種まで明らかに違ってくる。



注意したいのは、ヴァルドルフ教育では、12年間継続したカリキュラムがしっかりと考えられていること。
これは10年生での作業ですが、ここに来るまでに、まず単純な球形や三角錐、立方体を形作ることからはじめ、人間像(顔は作らない)、人間と動物、二人の人間像などを作り、人間の頭部を、分析的に、写実的に形作るまでのプロセスを歩むのです。

黒瀬ゆい * - * 05:31 * comments(0) * -
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